食事は歯の大敵
毎日の食事に欠かせない歯。
その歯はエナメル質、象牙質、セメント質と3つの層からできており、一番外側のエナメル質は人体の中で最も硬いのです。
ちなみに、骨の硬さが象牙質とほぼ同等と言われています。
さて、その最も硬いエナメル質ですが、食事をする度に溶かされる危険にさらされていたのをご存じでしたか?
普段はツバ(唾液)の作用によってお口の中は中性に保たれているのですが、食事などを摂るとお口の環境が変化し酸性に傾いてしまいます。実はこの酸性環境がエナメル質は苦手なのです。
食後には速やかに唾液の作用によりエナメル質の修復が始まるのですが、修復し終える前に再び食事を始めるとエナメル質にダメージが蓄積し完全に溶けてしまう恐れがあります。
朝、昼、晩ご飯以外の間食を減らし、一日の食事回数や時間を少なくすることで歯を守ることができます。また、食後に早めの水や重曹水でのうがいも唾液による歯の修復の助けになりますので、お勧めです。
食事で疲れたエナメル質を唾液がきちんとケアーしてくれる時間をつくってあげることが大切なようですね。